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令和8年度入学宣誓式 学長告辞
告辞

 新入生の皆さん、ご家族の皆さん、関係者の皆さん、本日はおめでとうございます。公立小松大学にようこそ。学長の志村です。大学を代表いたしまして、歓迎のご挨拶を申し上げます。
 皆さんは、これからどんなことがあるのだろうか、どんなことが待ち受けているんだろうか、そして自分にはどんなことができるんだろうかと、心配や不安や期待を持っていらっしゃると思います。ビクビクだったり、ドキドキだったり、ワクワクだったりです。先ほど「大学を代表して」と申しましたが、実は、わたし自身が新入生みたいなものです。なにせ学長になったのが昨日ですから。ですので、多くの博識な学長方がなさるような、古今東西の名言や格言を引用しての立派な挨拶はできません。その代わりに、わたし自身の言葉で今考えていることを三つほど、お伝えしたいと思います。
 一つ目はこの入学式の意義です。なぜ皆さんに集まっていただいて入学式を行っているかですが、これは習慣だからとか、よく言われる人生の節目だからとは、わたしは思っていません。皆さんの中には色々な理由で本学に入学された方がいらっしゃいます。本学を目指して頑張って入学された方もいれば、場合によってはそうではない方もいらっしゃるかもしれません。でも、実際に今日の日を迎えて、この場に集いました。この場は、一旦色々な思いを整理して、新たな出発をする場です。そういった意味で、入学式はある面リスタートの場かもしれません。入学式はリスタートのセレモニーです。
 また、入学式には成長のお礼の意味もあります。本日は新入生のご家族や関係者の方々が大勢来ていらっしゃいます。私たちが忘れてはならないのは、私たちが人生のどの段階においても、様々な方々の支えがあって成長するということです。多くの学部新入生は高校を卒業し、大学に入られました。でもそれができたのは、家族をはじめとする多くの方々に支えられてのことです。本日一堂に会して入学式を行うのは、そうした方々への成長のお礼を表すためだと思います。入学式はお礼と感謝のセレモニーです。
 さらに、入学式には「出会い」の意義があります。皆さんは今日多くの仲間に会います。高校の同級生たちもいるかもしれませんが、大半は初めて会う人たちです。この初めて会う仲間と一緒に本学での学びをともに重ねて行っていただきたいと思います。入学式は出会いのセレモニーです。
 さて、今日お伝えしたいことの二つ目です。それはこれからの学びについてです。公立小松大学の大学憲章、これは大学の憲法のようなものですが、には、「確かな基礎知識と高度な専門能力の修得に向けた主体的なまなびの場をつくり、人間・社会・歴史・自然と科学技術を総合的に捉える分野横断的な教育と、人類・地球も視野に入れた実践的な地域課題解決型学修をおこなう。これにより、自律性に富み、グローバルにもローカルにも活躍しうるアクティヴ・ラーナーを育てる」とあります。これを三つのキーワードにまとめると「主体的」「学び合い」「グローカル」となります。高校とは違って、大学・大学院での学びは自らが学びに行く「主体的」なものです。自分の関心や将来を考え、どんどん積極的に学んでいってください。そして本学は総合大学ですので、まわりに色々な関心や経験を持った仲間がいます。そうした仲間と教室の内外で学び合う、そうした学びを積んで行ってください。また、地域や海外における研修や活動に学び、グローカルなマインドとスキルを持つグローカル人材へと成長されることを期待します。これからの時代、地域と世界の両者を意識した、両者に対応できる人材が求められているからです。
 三つめにお伝えしたいのは、皆さんに対する私たち教職員の姿勢についてです。本学は、学生数約1000名の小規模大学です。しかし、理工、医療保健、人社の三つの領域の3学部を擁しています。つまり、公立小松大学は「小規模総合大学」です。私たちはこのスケールメリットと多様性を生かして、皆さん一人ひとりに寄り添う、そして多様性を重んじる姿勢で皆さんをサポートしていきたいと願っています。ですから、何か困ったことや迷い、悩みがある場合、遠慮なく相談してください。アドバイス教員でもいいですし、相談窓口でもいいですし、私のところでも構いません。ちょっと自慢話になりますが、一人ひとりを大切に支援してきたこの本学の成果として、設立以来5年連続で就職内定率は100%です。皆さん、安心して頼ってください。私たち教職員は、皆さんが公立小松大学における学びと経験を通じて、「自立した市民」、「世界と地域で活躍するグローカル人材」として成長されることを心より応援したいと思っています。
 皆さん、本日はおめでとうございます。そして、一緒に有意義な時を過ごしましょう。ありがとうございました。


令和八年四月二日
公立小松大学 学長 志村 恵