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理事長あいさつ

公立小松大学 理事長 石田寛人  みなさま、公立小松大学のホームページをご覧いただき、ありがとうございます。
 平成30年4月に開学した公立小松大学は、今年、はじめての卒業生を送り出し、制度上の完成年度に達しました。卒業生全員が、それぞれ活躍の場を得て、就職率100パーセントを達成することができたことは誠に有り難く、ここに至るまでの大学運営に、小松市当局や市民の皆様、石川県当局、関係団体や県内各市町の方々、連携する諸大学や多くの協力企業の皆様、そして関係諸官庁から、力強い御支援、御高配を賜りました。厚く御礼申し上げます。
 公立小松大学は、この現代社会において、地域で、全国で、そして世界のどこででも活躍しうる人材を育成する場となるように、全力を尽くして参りました。しかし、開学して丸2年に満たないうちに世を覆いはじめたコロナ禍によって、揺籃(ようらん)期にあった本学も、多大の影響を受けました。そんな中で、学生達の熱意と教職員挙げての懸命な対応と関係の方々の温かいサポートで、適宜遠隔授業を取り入れることなどによって、目標とする水準の教育研究活動を維持継続できたのは、本当に何よりと存じております。
 本学は、この新年度に大学院サステイナブルシステム研究科を新設しました。その詳細は、当該サイトに記載するとおりでありますが、この大学院は、既存の3学部のいずれにも繋がるものであり、ここで、若い人達が専門性の高い能力を身に付け、持続可能な経済社会の発展に寄与することを強く期待致しております。
 江戸時代の碩学(せきがく)や篤志家が苦心して創り上げた学問所の伝統が薫るこの地に立つ公立小松大学は、先人の心を現代に生かす活動を展開して、その成果を全国と世界に向けて発信し、この世の求める人材を送り出し続けて参ります。今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。

略歴
1941年 東京都生まれ(小松市出身)
1964年 東京大学工学部原子力工学科卒業
1964年 科学技術庁入庁
1968年 米国イリノイ大学大学院留学
1991年 科学技術庁原子力局長
1995年 科学技術事務次官
1999年 駐チェコ共和国特命全権大使
2004年 金沢学院大学学長、金沢学院短期大学学長
2011年 公益財団法人本田財団理事長(在任中)
2014年 公益財団法人前田育徳会理事長(在任中)
2018年 公立大学法人公立小松大学理事長

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学長あいさつ
オープンチーム・サイエンスの時代の大学と学び

公立小松大学 学長 山本 博  'Do you believe in the human heart? I'm speaking in the poetic sense. Something that makes each of us special and individual'
 これは、ノーベル文学賞作家Kazuo Ishiguroの近作 KLARA AND THE SUN (Faber & Faber Limited, 2021) で、人間が主人公のKlaraに尋ねる質問です。彼女の応えは、'Yes, certainly.' 人の心がわかるAI として Klara は描かれます。もう一人の主人公は The sun。太陽です。Klaraは太陽から栄養を得ますが、Klaraの心からの希いと献身により、太陽はKlaraの友だち Josie の病いを治します。この作品には、ですから、人工と自然があり、また、西洋が舞台の英文小説ですが、行間には東洋的なものも漂います。日本人読者にとっては、The sun を「お天道さま」と訳したくなる部分さえあります。
 このあいさつ文をカズオ・イシグロではじめましたのは、大学では何らかの専門を軸としつつも、理・文系を問わず、さまざまなことに関心をもって学んでほしいと考えるからです。地域や世界が抱える諸課題を解決するには、社会経済的な利害や立場、価値観のちがいを超え、多様な専門知と多角的なアプローチを結集させた協働が求められます。オープンチーム・サイエンスとは、大学が市民とともに参加する、このような取り組みを指します。
 公立小松大学は、理系、文系、医系の3つの学部・専攻を擁し、学士課程でも大学院でも分野の垣根を超えた連携、交流を行って多様な専門知を備えた人材を養成するとともに、オープンチーム・サイエンスの拠点として地域・国際社会への貢献を図ります。
 前途有為の皆さんのご入学をお待ちいたします。

略歴
1949年 小松市生まれ
1975年 金沢大学医学部卒業
1978年 富山医科薬科大学医学部助手
1985年 東北大学医学部助教授
1990年 金沢大学医学部教授
2014年 金沢大学理事(国際・附属病院・同窓会担当)・副学長
2018年 公立小松大学長

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