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理事長あいさつ

公立小松大学 理事長 石田寛人

 公立小松大学のホームページをお開きいただき、ありがとうございます。どうかゆっくりご覧ください。
 公立小松大学は平成30年の開学以来6年を閲して、この3月に第1期中期計画期間を終了し、4月から新たな段階に入りました。本学は、開学から程ならずしてコロナ禍に遭遇し、また、能登半島地震などの災害に見舞われましたが、厳しい環境条件の下で、足許を踏み固めながら雪道を進むような歩みを続けて参りました。そんな中、私は、父から習った「傾心日日新(傾心、日日新たなり)」の言葉を噛み締め、毎日、気持ちを新たにして一日一日を積み重ねてきました。お蔭様で、毎年希望に溢れる新入生を迎え、学生のみなさんのたゆまぬ研鑽と教職員挙げての懸命な努力によって多彩な教育研究活動が展開され、1期2期3期の卒業生が元気に世に出て行きました。また、大学院としてサステイナブルシステム科学研究科を設置し、この3月に第1期の修士課程修了生を送り出しました。そして、4月、博士課程を創設しました。
 本学が、ここまで進んでこられたのは、小松市民、近隣市町の方々、石川県民をはじめとする多くの関係の皆様の温かい御支援の賜物であり、ただただ御礼申し上げます。それとともに、これから、さらなる発展を心掛け、世に貢献する教育研究機関として、皆様の温かいお気持ちにお応えしたいと存じております。
 この3月16日、北陸新幹線が延伸され、新幹線小松駅が開業して、本学中央キャンパスは文字通り、新幹線から直通するキャンパスとなりました。本学は、このような交通の便の良さを十分享受し、そのメリットを活用しながら、それに安住することなく、さらに充実した教育研究活動を展開しようと覚悟を新たにしております。今後とも、どうかよろしくお願い申し上げます。
略歴
1941年 東京都生まれ(小松市出身)
1964年 東京大学工学部原子力工学科卒業
1964年 科学技術庁入庁
1968年 米国イリノイ大学大学院留学
1991年 科学技術庁原子力局長
1995年 科学技術事務次官
1999年 駐チェコ共和国特命全権大使
2004年 金沢学院大学学長、金沢学院短期大学学長
2011年 公益財団法人本田財団理事長(在任中)
2014年 公益財団法人前田育徳会理事長(在任中)
2018年 公立大学法人公立小松大学理事長

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学長あいさつ
オープンチーム・サイエンスの時代の大学と学び

公立小松大学 学長 山本 博

 'Do you believe in the human heart? I'm speaking in the poetic sense. Something that makes each of us special and individual'
 これは、ノーベル文学賞作家Kazuo Ishiguroの近作 KLARA AND THE SUN (Faber & Faber Limited, 2021) で、人間が主人公のKlaraに尋ねる質問です。彼女の応えは、'Yes, certainly.' 人の心がわかるAI として Klara は描かれます。もう一人の主人公は The sun。太陽です。Klaraは太陽から栄養を得ますが、Klaraの心からの希いと献身により、太陽はKlaraの友だち Josie の病いを治します。この作品には、ですから、人工と自然があり、また、西洋が舞台の英文小説ですが、行間には東洋的なものも漂います。日本人読者にとっては、The sun を「お天道さま」と訳したくなる部分さえあります。
 このあいさつ文をカズオ・イシグロではじめましたのは、大学では何らかの専門を軸としつつも、理・文系を問わず、さまざまなことに関心をもって学んでほしいと考えるからです。地域や世界が抱える諸課題を解決するには、社会経済的な利害や立場、価値観のちがいを超え、多様な専門知と多角的なアプローチを結集させた協働が求められます。オープンチーム・サイエンスとは、大学が市民とともに参加する、このような取り組みを指します。
 公立小松大学は、理系、文系、医系の3つの学部・専攻を擁し、学士課程でも大学院でも分野の垣根を超えた連携、交流を行って多様な専門知を備えた人材を養成するとともに、オープンチーム・サイエンスの拠点として地域・国際社会への貢献を図ります。
 前途有為の皆さんのご入学をお待ちいたします。
略歴
1949年 小松市生まれ
1975年 金沢大学医学部卒業
1978年 富山医科薬科大学医学部助手
1985年 東北大学医学部助教授
1990年 金沢大学医学部教授
2014年 金沢大学理事(国際・附属病院・同窓会担当)・副学長
2018年 公立小松大学長

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