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グローカル文化学専攻

高度情報化・超高齢化の進行に相俟って今後予想される社会システムの劇的変化へ先進的かつ柔軟に対応するため、国際・地域課題の発掘・分析や多文化共生のあり方の追求を通して、地域・国際社会の持続的協調に貢献します。

博士前期課程
人材育成

これからの世界には、すべての人々が、危機を乗り超え、健康で豊かな生活を営み、優れた文化を展開し、人間的に魅力ある社会を持続的、安定的に維持することが、以前にも増して求められている。
グローカル文化学専攻では、南加賀および北陸と国際社会に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、地域社会の文化的多様性を探求する力を養う。データ・情報の新しい集積・活用法に通暁し、工・医分野の考え方も加えた幅広い展開力と社会実装力を備え、望ましい持続可能性のために行動し、世界のあらゆる場でリーダーシップを発揮して多文化共生と国際社会に貢献できる高度専門職業人の育成を図る。また、将来の発展を担う研究者や教育者の養成も図る。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

【求める学生像】
サステイナブルな社会を人文科学的・社会科学的視座から達成するために、先見的かつ総合的な道筋を提案し、国際・地域課題の解決に取り組む人材を養成することを目的としている。このような観点から、つぎのような能力・資質を備えた入学者を求める。

(知識・技能)
1.高等教育機関において基礎的な知識と技能を学修し、専門基礎に関する知識を有する者。
(思考力・判断力・表現力)
2.言語文化学・政治経済学・観光学の専門性を深めるなかで、豊かな創造性と歴史感覚を働かせるとともに、既存のアカデミズムの枠組みにとらわれない、先見的かつ総合的な道筋を提案できる人。
(主体性を持って多様な人々と協働して学ぶ態度)
3.南加賀および北陸と国際社会の持続可能性に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、地域社会の文化的多様性を探求する力を養いたい人。

【入学までに身につけておいてほしいこと】
1.自らの研究分野に関する基礎知識
自らの研究分野において必読とされる入門書や概説書などに目を通しておくなど、研究を発展させていたくための土台となる知識を身につけておくこと。
2.他者とのコミュニケーションとリスペクト
異文化社会と関わっていくためのコミュニケーションの道具である言葉に関するスキルを磨くことはもちろん、自分と異なる「あたりまえ」に対するリスペクトを持つことは大切である。
3.授業を受け、研究発表していくための最低限の言語能力
特に外国人留学生については、日本語でおこなわれる本大学院の授業に対応できるだけの言語能力を持つよう努力すること。

【入学者選抜の方針】
[一般選抜]
書類審査(学士論文の写し又はこれに準ずるもの及び研究計画書)、口述試験及び、専門分野についての学力と当該分野の研究に必要な外国語能力を問う試験を課す。
口述試験は、学業成績証明書に基づき、志願者の専門知識や地域が抱える諸課題の解決に向き合う勉学への意欲を評価する。

[社会人特別選抜]
口述試験(社会人としての経験を基にした勉学意欲と研究に取り組む姿勢を問う)、学業成績証明書に基づき、志願者の専門知識や地域が抱える諸課題の解決に向き合う意欲と資質を総合的に評価する。

[外国人留学生特別選抜]
書類審査(学士論文の写し又はこれに準ずるもの及び研究計画書)、口述試験及び、専門分野についての学力と当該分野の研究に必要な外国語・日本語能力を問う試験を課す。
口述試験は、学業成績証明書に基づき、志願者の専門知識や地域が抱える諸課題の解決に向き合う勉学への意欲を審査する。

教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

以下のとおり設定し、専門共通科目・応用科目、専攻専門科目、修了研究を配置する。

◯ 南加賀および北陸と国際社会に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、地域社会の文化的多様性を探求する力を修得する。
◯ 実地経験にもとづく的確な国際認識と多文化理解を身につけ、持続可能な社会の発展のための行動力を修得する。
◯ 持続的可能性を視点に新しい文明価値の創出につながる地域的・地球的課題解決のための研究力を修得する。
◯ 持続可能社会の実現に資する、専門分野を超えて協働できる幅広い視野・識見と創意性を修得する。
成績評価は、各科目の到達目標に基づいて、厳格に行う。各科目の学修成果は、定期試験、中間試験、レポート、発表等で評価することとし、その評価方法の詳細については、授業内容の詳細とあわせてシラバスに記載する。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

有形無形の地域資源と観光および異文化理解に関する学識、および、持続可能な社会を積極的に創出しうる能力を身に付けたと評価され、特定の国際・地域課題に関する研究成果を纏めた修士論文が審査に合格した学生に修士(国際文化学)の学位を授与する。

◯ 南加賀および北陸地域とアジア・太平洋・中東・旧ソ連など世界の自然・文化・歴史・民族・経済などに関する課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、国際社会とその文化的多様性を探求する力を備えたと評価できる。
◯ サステイナビリティへの理解を深め、言語文化学、観光学、政治経済学といった専門分野においてそれらの学識を駆使することができると評価できる。
◯ 持続可能な社会の実現に向けて、自専攻を超えた学びを行い、他分野とも協働していく幅広い探求心を備えていると評価できる。

博士後期課程
人材育成

南加賀および北陸に軸足を置き、アジアを中心とした国際文化研究、すなわち、本学の強みである、観光学、政治・経済学、言語文化学を、例えば日本と中国、日本と東南アジア、そしてそれらの地域・国を取り巻く世界の国々との比較研究を通じて、そこで得られた課題解決にあたる能力と実践力を身につけ、最終的には本学が立脚する南加賀および北陸地域に応用していくことが重要であると考えます。それをふまえ、地域・国際課題を発見し、それを横断的・複眼的な視座から解決を試み、確固とした倫理観に裏打ちされた行動様式を意識しながら、地域を活性化できる人材育成をめざします。

入学者受入方針(アドミッション・ポリシー)

サステイナブルな社会を人文科学的・社会科学的視座から達成するために、先見的かつ総合的な道筋を提案し、国際・地域課題の解決に取り組む人材を養成することを目的としている。このような観点から、つぎのような能力・資質を備えた入学者を求める。
○高等教育機関において基礎的な知識と技能を学修し、専門基礎に関する知識を有する人。
○言語文化学・政治経済学・観光学の専門性を深めるなかで、豊かな創造性と歴史感覚を働かせるとともに、既存のアカデミズムの枠組みにとらわれない、先見的かつ総合的な道筋を提案できる人。
○南加賀および北陸と国際社会の持続可能性に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、自国の文化に誇りを持ち、地域社会の文化的多様性を探求する力を養い、地域課題の解決に指導的役割を果たす意志を有する人。

教育課程の編成・実施の方針(カリキュラム・ポリシー)

以下のとおり設定し、研究科共通科目、専攻専門科目、特別研究科目を配置する。
○国際文化という観点から、人類の持続的発展のための諸課題を明らかにし、言語文化学、観光学、政治・経済学といった専門分野において、それら課題の解決と社会実装に向けての能力を育成するための関連科目を編成する。
○持続的可能性を視点に新しい文明価値の創出につながる地域的・地球的課題解決のための研究力を養い、固有な学問領域を超えて、柔軟でかつ高度専門知の総合的運用能力を育成するための教科目を配置する。
○人文科学・社会科学に固有な学問領域の高度専門能力の涵養を図り、他分野の専門家と協働して課題解決にあたる能力と実践を備えた研究者を育成するための教科目を配置する。
○地域・国際社会で活躍できる資質を涵養するために、本学が立脚する南加賀および北陸と国際社会に関する諸課題を発見し、解決に必要な能力と技術を備え、その成果を南加賀および北陸の地域創生に役立てる力を修得するための教科目を配置する。
成績評価は、各科目の到達目標に基づいて、厳格に行う。各科目の学修成果は、定期試験、中間試験、レポート、発表等で評価することとし、その評価方法の詳細については、授業内容の詳細とあわせてシラバスに記載する。

修了認定・学位授与の方針(ディプロマ・ポリシー)

持続可能な社会の実現に向けて、南加賀・北陸地域に横たわっている研究課題に取り組み、そこで得られた知見を基に研究者として活躍する能力を有し、国際文化に関する幅広い学識と経験を生かし、研究成果を纏めた博士論文が審査に合格した学生に博士(国際文化学)の学位を授与する。
○本学が立脚する南加賀および北陸地域の自然・文化・歴史・政治・経済・観光などに関する諸課題を発見し、「総合知」を備え、地域と世界の抱える様々な問題に学際的アプローチができると評価でき、かつ、持続可能な社会実現のため、組織の指導者として活躍できる能力を有すること。
○国際文化という観点から、言語文化学、観光学、政治・経済学といった専門分野において、それらの先端的な理論と知識を駆使し、自立した研究者および教育者として、その分野の学問の深化と発展に貢献できると評価でき、他分野の研究者とも連携・協働して研究を推進する能力を有すること。

カリキュラムマップ・履修モデル

博士前期課程

カリキュラムマップ [PDF, 332KB]pdf

履修モデル1 [PDF, 457KB]pdf

履修モデル2 [PDF, 463KB]pdf

博士後期課程

カリキュラムマップ [PDF, 342KB]pdf

履修モデル [PDF, 150KB]pdf

学位論文の評価基準

博士前期課程

学位論文の評価基準 [PDF, 275KB]pdf

専任教員

博士前期課程

専任教員一覧 [PDF, 79KB]pdf

博士後期課程

専任教員一覧 [PDF, 61KB]pdf