近年のめざましい医療技術の進歩により、高度化、高機能化した医療機器が次々と開発され、医療現場に投入されています。それらを適切に管理し、医師の指導のもとで安心・安全な治療を提供するための「医療機器のスペシャリスト」として、臨床工学技士の役割が幅広い診療領域で求められてきています。今後ますます加速する高齢化社会において、在宅医療・介護連携の促進が重要な課題となっており、その医療提供の一つとして、生命維持管理装置やME機器などの高度医療機器を安全かつ効果的に使用していくための支援体制の整備が重要となっています。臨床工学科では、先端医療分野から地域・在宅医療連携まで幅広く活躍できる優秀な臨床工学技士の育成を図り、地域医療における課題解決に寄与することによって、人々の保健・医療・福祉の向上を目指します。
高度医療機器による安全かつ的確な医療技術の持続的提供ができる基礎力、応用力と、医療人としての責任感や倫理観を備え、チーム医療の一員として他の医療職と連携しながら地域医療の高度化、発展に貢献できる臨床工学技士を養成します。また、新たな医療技術の発展に寄与するために、臨床工学の教育・研究者を目指す人を養成します。
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臨床工学技士国家試験受験資格
2023年度卒業生 合格率89.7%(全国平均78.6%)
人体の構造と機能、電気・電子工学、情報工学、医用生体工学、医用機器学、生体機能代行技術学、医用安全管理学
就職内定率100% ※2024年3月23日 現在
医療
小松市民病院、加賀市医療センター、やわたメディカルセンター、公立松任石川中央病院、小松ソフィア病院、能美市立病院、富山県立中央病院、富山大学附属病院、福井県済生会病院、福井県立病院、福井大学医学部附属病院、金沢赤十字病院、京都大学医学部附属病院、熊本大学病院、神戸大学医学部附属病院、滋賀医科大学医学部附属病院、東京医科大学八王子医療センター、長崎大学病院、名古屋大学医学部附属病院、三重大学医学部附属病院、琉球大学病院、東京女子医科大学病院、獨協医科大学附属病院、静岡赤十字病院、市立砺波総合病院、青森県立中央病院、岐阜県立多治見病院、仙台循環器病センター、東京都立病院機構、新潟県立病院、磐田市立総合病院、岐阜市民病院、京都市立病院機構、藤枝市立総合病院、相澤病院、会津中央病院、刈谷豊田総合病院、佐久総合病院
学校教育等
国立大学法人富山大学
製造業
ライオンパワー(株)
情報通信業
(株)永和システムマネジメント
公立小松大学大学院、北陸先端科学技術大学院大学、神戸大学大学院、広島市立大学大学院
・令和5(2023)年度卒業生就職先・進学先一覧[PDF 199KB]