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隈研吾氏デザインによるアカデミックガウンの完成披露記者発表を開催しましたニュース
3月3日(木)、建築家の隈研吾氏がデザインした本学オリジナルのアカデミックガウンの完成披露記者発表を中央キャンパスで開催しました。
アカデミックガウンは、欧米を中心に大学などで着用されてきた伝統的な服装で、アカデミズムの象徴ともされています。今春初の卒業生を送り出すにあたり、アカデミックガウンを通して大学との一体感・連帯感を感じ、大学を誇りに思うようなものとするため、オリジナルガウンの製作を地元の協力企業でもある小松マテーレ㈱に協力を依頼し、建築家の隈研吾氏にデザインをお引き受けいただきました。
ガウンは、折り紙の「包む」と「折る」をコンセプトに、四角い生地を折り重ねて切り込みを入れることで、折り紙の様に身体を包む構造に仕上げられ、着物や袴でも着心地の良いものとなりました。学長、役員、来賓、学生代表といった着用者別に金、銀、銅、ネイビーのプリントを施した4種類で、ガウンと揃いのフードと帽子も製作しました。素材として隈氏が選定されたのは、小松マテーレの独自素材「KONBU」で、直線裁ちのデザインは端材を最小限に抑え、また、スクールカラーのネイビーは廃棄される植物の天然成分を活用し染め上げられるなど、環境へも配慮した作りとなっています。
会見で隈氏は、「もともと小松が繊維の町だったという歴史も踏まえた。新しいガウンは公立小松大学が進める新しい教育研究のモデルにもなるのではと考えた。これから、卒業の日の記憶とこの服の記憶が重なり合って響き合ってほしい」とデザインに込めた思いを語りました。
記者発表には、隈氏のほか、小松マテーレ㈱代表取締役会長中山賢一氏、本学石田理事長、山本学長が参加しました。
初の学位記授与式は、3月23日(水)にこまつ芸術劇場うららで開催します。
担当:総務課
▲(左から)小松マテーレ㈱代表取締役会長中山賢一氏、山本学長、国際文化交流学部4年溝邊幹太、隈研吾氏、国際文化交流学部4年東咲貴子、石田理事長
▲アカデミックガウン(ネイビー)
▲(左から)金、銀、銅、ネイビー
▲帽子
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