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次世代考古学研究センター・セミナーシリーズ第7回「博物館からひろがる地域と世界-まちづくりと国際協力のこれから-」を開催しましたニュース
10月3日(土)、公立小松大学中央第2キャンパスにて、市民公開講座~Open UniverCity~ 次世代考古学研究センター・セミナーシリーズ第7回「博物館からひろがる地域と世界-まちづくりと国際協力のこれから-」を開催しました。本講座は対面とオンラインを併用したハイブリッド形式で実施し、博物館や文化遺産を活かしたまちづくりと国際協力について、3名の講師が国内外の研究・実践事例を紹介しました。
はじめに、村野正景特任准教授(静岡大学)が「グローカルな視点によるミュージアム活動と文化遺産国際協力」と題して講演しました。国際的に博物館の役割が変化し、文化遺産の保存・展示にとどまらず、地域振興や社会課題の解決、市民参加などが重視されている現状を解説しました。また、本学も参画したホンジュラスのコパン地方考古学博物館の展示リニューアルを事例に、地域住民が主体的に関わる博物館づくりや、デジタル技術を活用した展示の可能性について紹介しました。
続いて、五木田まきは客員研究員(金沢大学)が「世界遺産コパンとまちづくり:エコミュージアムプロジェクトの取り組み」と題して講演しました。JICA草の根技術協力事業としてホンジュラスのコパンルイナス市で進めているエコミュージアム構想について、地域住民とともに遺跡や自然、工芸、暮らしなどの多様な地域資源を調査・発掘する取り組みを紹介しました。また、地域資源の保存と活用を両立させながら、住民が継続的に関わる仕組みづくりの重要性について説明しました。
最後に、小川雅洋特任助教が「文化財×デジタル技術×国際協力:ホンジュラス人研修生と描くこれからの博物館とまちづくり」と題して講演しました。文化庁委託事業を通じて中米で実施してきた三次元計測に関する人材育成の取り組みを紹介するとともに、2025年11月に実施したホンジュラス人専門家2名の本邦研修について報告しました。研修生が小松市をはじめ日本各地の文化財調査現場や博物館、研究機関、企業などで学んだ技術や活用事例を紹介し、現地人材が自ら文化遺産を記録・活用し、次世代へ技術を継承していく体制づくりの重要性を説明しました。
本講座では対面37名、オンライン2名にご参加いただきました。本講座を通じて、博物館や文化遺産が、資料の保存・展示にとどまらず、地域住民の参加や人材育成、デジタル技術の活用などを通じて、地域づくりや国際協力に貢献する可能性が示されました。国内外の実践を通して、文化遺産を地域の未来へとつなげていくための取組について考える機会となりました。

志村学長による開会挨拶
村野正影先生の講演の様子

五木田まきは先生の講演の様子
小川雅洋特任助教の講演の様子

講座会場全体の様子
担当:次世代考古学研究センター 小川
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