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臨床工学科 藤田 一寿准教授が複数の異なるゲームを1つの人工知能で学習・プレイする『AlphaViT』を開発しました研究
臨床工学科の藤田 一寿 准教授は、複数の異なるゲームをひとつの人工知能(AI)で学習・プレイできる仕組み「AlphaViT」を開発しました。この研究成果が、国際的な計算科学の学術誌「PeerJ Computer Science」(インパクトファクター 2.5、SCImago指標において Q1 ジャーナル)に掲載されました。
これまで、AIは囲碁やチェス、コンピュータゲームなどボードゲームの分野で人間を上回る性能を示してきました。しかし、これら高性能のAIは特定のゲームに特化して設計されていました。例えば、囲碁用に開発されたAIがルールの異なるオセロやチェスをプレイすることはできませんでした。
今回の研究では、この制約を克服し、ルールも盤サイズも異なる複数のゲームを、ひとつのAIで学習・プレイできる枠組みを実現しました。これは、従来の「特定作業のために設計されたAI」が、人間のように「複数の異なる作業を柔軟に切り替えて実行できるAI」へと進化するための重要な技術的知見となります。【論文タイトル】
AlphaViT: A flexible game-playing AI for multiple games and variable board sizes
【論文誌名】
PeerJ Computer Science
【著者】
Kazuhisa Fujita (藤田 一寿)
【DOI】
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