12月3日（土）、4日（日）にサイエンスヒルズこまつにて、日本うんこ文化学会第２回学術集会を対面とオンラインによるハイブリッドで開催し、約150人の方が参加してくださいました。現在、オンデマンドによる視聴もできます。

　第２回学術集会は、テーマを「広々と語ろう－生きる力とうんこ文化－」としました。山本博学長、辨野義巳先生による基調講演と、加藤篤先生、神山剛一先生、辻村真由子先生、柳田邦男先生による特別講演、POOマスターと榊原千秋先生によるワークショップ、そして、ディスカッション、シンポジウム、一般演題発表などを開催しました。　

　歴史からの学び、腸内細菌の解明、うんこの活用・医療・生体分子の解析、基礎から見直す排便ケア、災害とトイレ、国内外の排便ケア、多職種との連携、身体知、そして、人生の最期の時まで気持ちよく便を出すことについて、さまざまな分野の方々からお話を聴くことができました。うんこ文化について考え、語り合う、大変有意義な時間となりました。ご支援・ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。

　日本うんこ文化学会は、人が生命をつなぐために不可欠な便を出すこと、「排便」をあえて「うんこ文化」として捉え、排便ケアを始めとして便を気持ちよく出す文化の創成と発展を目指して、2021年7月に設立されました。学際的分野間の研究・教育・交流をはかり、行政、企業、報道関係者等とも協働し、便を気持ちよく出す権利を有するすべての人の健康と福祉に貢献することを目的としています。当事者や介護者との円滑なコミュニケーションや協力関係のもと協働し、活動・実践をめざす学会です。今後もご一緒に活動できれば幸いです。

担当：日本うんこ文化学会第２回学術集会会長　德田 真由美（看護学科）